ナンパ考察。チャンスを逃さない男になること。検証すること。
この前アポをドタキャンした。
疲れていたというのも正直ある。
相手がタイプじゃなかったというのもある。
33歳という年齢、相手の性格から即れなさそうと感じたのもある。
ほかに会いたい人がいたというのもある。
様々な理由があるが、とにかくドタキャンした。
その子との通話を本日聞き返してみて。
かなり深い話をしていた。クリティカルな話をしていた。相手は俺に心を開いていた。
心が開けば股開く。
これは即れる案件だった。
年齢や性格で勝手に無理だと判断して、手放してしまった。
惜しいことをした。
非モテはそういう行動をよくとる。
勝手に無理だとあきらめる。勝手に自己完結する。
本当は女の子も待っているかもしれないのに。
いつだってモテるのは、女の子を抱けるのはチャンスを逃さない男だ。
女の子の心理や抱けるかなんて予測することは不可能。
確実に抱ける女の子なんていないし、確実に抱けない女の子もいない。
抱けるかどうか、それは誘ってみなきゃわからない。
勇気をもって一歩踏み出し、検証してみるしかないんだ。
この世にはあらゆるチャンスが転がっている。
しかし、ぼくたち非モテはこれはいらないなどと勝手に判断して、簡単に捨ててしまうのだ。
俺は今日もまたチャンスを捨てた。
俺に惚れてくれている女の子をタイプじゃないという理由で振った。
タイプじゃなくてもセフレにすればいい。自分に尽くしてくれる女の子はそれだけで非常に大事なものだ。
自分から捨てない。選ぶ側になったと傲慢になってはいけない。
周りにいてくれる人。付き合ってくれる友達。家族。
ちゃんと敬意と感謝をもって接すること。
周りの人を大切にして、感謝して、良好な関係を築いている人には、必ず人が寄ってくる。集まってくる。
そういう人間としての根本のところが間違っていた。
女性モテとは人間モテ。
真に魅力的な人間になること。
そういうことを忘れずに生きたい。
25歳、OL。まさかの電話負け。会話のデザインとノンバーバル。
東カレでマッチング。
YOASOBIの生田りら似の美女。
海が好きとのことで意気投合し電話で話すことに。
次回のデートにつなげることをゴールに設定して会話をスタート。
最近読んだ本の話や相手の地元の話、相手の住んでいる地域の話で盛り上がり、次回のデートの約束まで取り付ける。
会話にはところどころ笑いも挟まれて、楽しい雰囲気は作れていたし、相手も会うの楽しみといって通話が終わったはずだった。
にもかかわらず、その後返信が全くかえって来ない。
どこで失敗したのか、なぜ会いたくないと思われてしまったのか、振り返っても疑問が尽きない。
心に傷を負った電話負けだった。
ここからは考察。
なぜ会いたくなくなってしまうのか。
一つ目の理由が不安になったから。
こちらがヤリ目であると感づかれた可能性。
二つ目の理由が自分に対する不安。
こちらが相手を美人と思っているのに対して、あちらは盛った写真を使ってしまったと思っている。ならば見た目に対する言及は避けたほうが無難。それよりも中身が素敵だから会いたいと伝えたほうが、より確度が高いのではないか。
通話を録音して振り返ったときに、トークの雰囲気はよかったと思う。
ただ、会話のデザインとノンバーバルには課題が残る。
会話のデザインに関して。
トーク自体はまあまあ面白い。盛り上がる。
しかし、それは戦術であって戦略ではない。
会話のフィールドが間違っていると感じる。
通話での会話のゴール設定は、今後の恋愛関係をイメージさせ、アポにつなげること。相手への理解を深めること。
可能なら次のデートでのセックスを暗示し、相手に心の準備をさせること。
にもかかわらず、恋愛と関係のないテーマで話し過ぎている。
相手の本質に迫る会話をしていない。
もっと相手への理解を深める会話、恋愛に関する話題を設定するべき。
恋愛に関してはどんなことが知りたい?
相手が過去にどんな恋愛をしてきたのか。一番燃え上がった恋は?一番つらかった恋愛は?恋愛に関してどんな価値観を持っているのか?遊んだことはある?セックスは好き?どんなことに心を動かされる?されてうれしかったことは?
俺はそういうことに興味がある。相手を知りたい。相手が何に心を動かされたか。何に感動して生きてきたのか。どんな恋をしてきたのか。
そういう知りたいことを聞いていけばいい。
こんな深い話、だれにもしたことない。それを言わせるくらい相手を理解して、引き出してあげることを目標にする。
ノンバーバルに関して。
しゃべりのテンポが遅い。声質が悪い。時々挟まる笑い声が媚びてるように感じる。
会話の間に間が空きがち。
自分でしゃべりすぎている。
正直いうと自分の会話を聞いていて気持ち悪いと感じる。
これが通話負けする要因である。
ノンバーバルの改善に関しては、通話を録音して違和感を見つけ、改善を繰り替えすほかない。
自分を客観視して改善を繰り返す。
通話は録音を振り返りやすいため、客観視のいい教材になる。
会話のデザインに関しては、ある程度事前にテーマを決めておくほかない。
あとは話す比率と聞く比率を1:9に設定すること。
相手の話を深く聞き出す。究極理解を心がける。相手を深く理解する。
相手の感情を揺さぶる。相手をもっと知りたいと思う。
究極理解の本を読みなおそう。
それが一番いい。
27歳事務。食いつきの見極めと打診の熱量。
東カレでマッチング。
一度通話を挟んでのアポ。
通話がかなり刺さっており、相手の食いつきは高め。
笑いのテイストをいれたイジリが好きな子なので、イジリを意識してアポに臨む。
待ち合わせで合流に手間取ったが、一番かわいい子探すねなどの冗談で和む。
会った第一印象は写真詐欺。
写真より全然可愛くない。
テンション下がりそうになる自分を叱咤し、気合を入れなおす。
ミニスカートにタイトニットと女性の魅力をこれでもかと強調したエロい服装。
こちらが前のめりにならぬよう自制心を保つ。
恋愛はメタ認知のゲーム。人称を下げられたほうが敗者になるのだ。
お店へと移動。
最初から距離感が近い。手などを向こうから積極的に触ってくる。
向こうから下ネタを振ってくるなどOKサインが見える。
こちらも今晩誘うよということを暗に示して誘惑していく。
話題は盛り上がっていたように見えたが、こちらの冷めた態度がいけなかったのか。
だんだん体の距離が離れていき、腕を組むなど拒否的なサインが目立つようになる。
店ではこれ以上距離を詰められないと判断。
退店してホテルへ誘導。
手つなぎはスムーズ。
だが案の定ホテル前でグダ。
グダ崩しは対策してきたため発動するも不発。
あっけなく解散となった。
今回の反省点。
こちらが振り回されぬように冷静になろうとするあまり相手との熱量の差が生まれ、そこで相手が冷めてしまった。
相手が恋愛モードになったらこちらも恋愛モードになって、お互いの熱量をうまく調整して仕上げていく必要がある。
あとは口説きの熱量。打診も気持ちがこもってなかった。
何としてでも抱きたい。そういう気持ちでかからなければグダは崩せない。
がっつきすぎて振られた過去から及び腰になってしまっていた。
恋愛はメタ認知のゲーム。
自分と相手、そして周りの空間や空気感を客観視して、うまく火力を調整し、仕上げるイメージが必要。
メタ認知能力が強いものが勝つ。
ではどうやってメタ認知を高めていくか。
まずは状況を客観的に振り返ること。反省すること。
鏡を見たり、録音した自分の音声を聞いて自分を客観視すること。
人からフィードバックをもらうこと。
それでだんだんメタ認知能力が上がれば、リアルタイムで自分と相手、状況を客観視できるようになる。
なるべく三人称視点の自分、自分と相手を外から見つめている自分の視点を持つこと。
今後のアポにはメタ認知の視点を取り入れていく。
23歳大学院生。普通の恋愛とマッチングアプリの恋愛の違い。
東カレでマッチング。
今回はアポの日程変更があったこともあり、通話を挟まずにアポへ。
駅で待ち合わせして使い慣れた店へ。
個室で会話をスタート。
事前情報がないためまずは相手のプロフィールから確認していく。
大学院生で就活中であること、営業志望なこと、愛嬌に自信を持っていることなどを引き出す。
就活中というキーワードから「人から評価されるのってすごくストレスだよね」というコールドリーディングを行い、「めっちゃわかってくれる!!」と好反応を引き出す。
そこからストレスたまったときにどうする?などの趣味の話題へと転換。
しばらく話すも恋愛トークには繋がらない。
話題転換して過去の恋愛の話へ。
元カレは相手の子が初めての彼女だったようで、毎回昼デートして夜解散していたとの発言あり。
その発言から相手は夜の関係まで求めていたと判断。
「デートしたら夜も一緒に過ごすよ。」と大人の関係を示唆させた。
だがそこから恋愛トークを発展させられず、また趣味や仕事の話へ。
恋愛トークの引き出しが足りなかった。
どうしても男女の空気感が出ない。
退店してもう一軒挟むことへ。
行きつけのバーに移動。
相手は初めて飲むおいしいウイスキーに感動している。
しかし、いまいち距離を詰められず。
対面という座席配置もよくなかった。
結局終電で相手を送り解散となった。
反省点として、
・対面の店はやはり空気が作りにくい。
・恋愛トークの引き出しが足りない。
・性の話題に対して自分の中でマインドブロックがある。
この3つが挙げられる。
今回は無難な話題に終始し、いい人で終わってしまった。
目的が違う、友達になりたいんじゃない、男女の関係になりたいんだ。
ならばドキドキさせる話題、恋愛感情を高める話題、性欲を高める話題を選択していかなければならない。
そのために必要なのが、お店選びも含めた雰囲気づくり、男らしい見た目とお姫様扱い、恋愛トーク、そしてセックスに関する話題だ。
普通の恋愛であれば、いい人から徐々に距離を詰めていっても成就するかもしれない。
しかしマッチングアプリはスピード感が命。
実際、次回のアポには繋がらず終了した。
恋愛に話題が移ったらそこで攻め手を緩めないこと。恋愛の話題から離れない。性に関する話題にまで踏み込んでいく。
まだ俺の中にセックスを恥ずかしいと思っている自分、セックスに対して照れを感じている自分がいる。
それが女の子からしたら気持ち悪い、ととらえられる。
堂々と下ネタをいえること。それが強さの証明にもなる。
女の子に引かれたらどうしよう、嫌われたりしたらどうしよう。その恐れを乗り越え堂々と自分の欲求を口に出す。
そういう強い男に女の子は惹かれるのだ。
29歳ホテル従業員。ホテル内負けとナンパ師の憂鬱。
東カレでマッチング。
通話を2回はさみ、恋愛トークも十分して通話の時点でデートでのセックスを確定させる。
デートまでのメンテナンスもうまくいき、高い食いつきを保った状態で迎えたデート当日。
駅で待ち合わせして個室居酒屋へ。
服装をほめて相手を照れさせ、雑談を開始。ある程度お互いのことを理解しているため、仕事はどう思っているのかや幼少期の話など、感情にフォーカスを当てて会話を続けていく。
恋愛話に移り、相手のタイプの話。
お兄ちゃんみたいな頼りがいがある男がいい、引っ張ってくれる人がいいとの発言があり、強気にいっていいと判断。
退店してコンビニに寄ってホテルへ搬送。
グダなくスムーズに進むも、ホテル内でギラついたところ生理グダが発生。
「タオル敷くから」で乗り切ろうとする。
キスから始めて丁寧に耳を攻め、発情させたところで服を脱がせて乳首を攻める。
かなりの美乳。細身の体にEカップの形のよい張りのある乳房が映える。
夢中で攻めて下に手を伸ばすもそこで強く抵抗あり断念。
こちらにフェラでご奉仕してもらうも最後まで挿入はできず。
惜しいところで敗北した。
事後、相手から「どうせ遊びでしょ。もう疲れちゃった。」との発言あり。
遊びじゃないこと、真剣なことを伝えたが、伝わらない。
後味の悪い思いをしながらホテルを出て解散。
しかしお互い終電を逃していたため急遽相手の家に泊まることに。
最後までこちらを気遣ってくれる優しい子だった。
ナンパ師は自分の欲求を満たすために行動する。
あくまで目的はセックスであり、付き合うことや恋愛に興味はない。
少なくとも俺はそうだ。
それで合意が得られるならよいが、今回のケースのように相手が本気の場合、相手の心に傷を負わせることになる。
人を傷つけてまで得たセックスに何の意味があるのか。そんなことをするくらいなら風俗の疑似恋愛でいいではないか。
そんな青いことを思ってしまう俺はまだナンパ師になりきれていないのかもしれない。
だが、それでも、俺は性欲が強くて数多くの女とヤりたいクズだけれども、人の心を失いたいとは思わない。
人を傷つけることに慣れたくはない。
相手の子にも自分とのセックスを楽しんでもらいたい。自分と関わることで幸せを感じてほしい。
そのために、相手に提供できる価値を高めていく必要がある。
付き合ってはくれない。でも、私のことを理解してくれるし、お姫様扱いして気持ちよくしてくれるし、一緒にいて楽しませてくれる。
だからこの人と一緒にいたい。セックスしたい。
手には入らないけど、この人と一緒にいる時間は楽しい。もっと一緒にいたい。
そう思われる男でありたい。
そうあるべく、相手への理解力や楽しさの演出、根源的な人間的魅力を高めていこうと思った。
そしてそれだけでは満足してくれない相手、どうしても付き合いたいなどこちらが提供できないことを求めてくる相手に対しては、相手をだましたりすることなく、きちんとお別れを自分から告げる。
WIN-WIN or No DEAL。
そうやって一人一人に真摯に向き合うことが、モテる人間、魅力的な人間を作っていくんじゃないだろうか。
37歳秘書。恋愛強者に圧倒的な力の差を思い知らされる。
東カレでマッチング。
写真から圧倒的な美女であることはわかるが37歳という年齢。
メッセージは丁寧だが淡々とした返信。
電話を打診するも断られる。
この時点から主導権争いは始まっていたにも関わらず、俺はそれを見抜けずあっさりと敗北していた。
夜アポは断られ昼アポを組む。
シーシャカフェを提案するも断られ相手の提案するカフェへ。
この時点で完全に主導権は相手側にあった。
だが俺は油断していた。美人とはいえ売れ残り。焦っているに違いない。俺を欲してくるはず。
そんな甘い幻想を抱いていた。
相手の指定したカフェに集合。
一目みた瞬間、吸い込まれる。
くりりとした大きな目。小さな顔に整った完璧なバランス。
美しい髪、洗練されたファッション。
「あの、こんにちは。」
思わず声がうわずる。
相手は余裕をもってこちらを見ている。
「めちゃくちゃきれいですね。緊張してバクバクしてます。」
こちらから媚びるように下手にでてしまう。
この時点で格下認定、オスとしてナシの判定を食らった。
もはや挽回できない、自分が非モテムーブをとってしまっているのはわかるが圧倒的な力の差を前に修正が効かない。
「アプリで会うってことはある程度いいなと思っているんですよね?」と尋ねるも「ただどうかなと思って会っているだけ。女の子はそんなにすぐに気持ちが盛り上がらないから、何回かあって付き合ってみてだんだん好きになっていくものだと思う。別に会う前にそんなに気持ちはない。」とすげなく返される。
相手の仕事の話では、相手の勤めている企業が不動産や飲食などいろいろやっているところと聞いて、「手広くやってるんですね。」というと、「経営者では当たり前のこと。一つの事業に絞らず、どれか一つがダメになっても大丈夫なようにしている。経営者だったらああ、それねとわかってくれるものだけど」と暗にお前は美女の世界観を何もわかっていないと告げられる。
つい相手の元カレに関して聞いてしまい、経営者と付き合っていたことやその時のデートの話などを聞き、自分と比較して食らってしまう。
完全なる非モテムーブ。格下の扱い。
自分の魅力を伝えるどころか欠点をさらし始めるも、相手は共感してくれてこちらを立ててくれるため、相手を魅了するどころか魅了される始末。
完全に掌で踊らされた。
1時間ほどで相手が携帯をいじりだし興味を失ったことがはっきりと示される。
相手からもう行きますねと言われ、最後まで主導権を相手に握られた。
事後にはブロックされており、圧倒的な敗北であった。
反省点。
その一、相手の実力を見誤ったこと。
若さに価値を感じている自分としては、相手の価値を認識できていなかったが、美人の積み重ねた年齢はそのまま恋愛戦闘力に直結する。美人ほど年齢を甘く見てはいけない。
実際、相手のしぐさや振る舞いは圧倒的に美しく、見られることに慣れているもの特有のオーラがあった。
年齢で下がった価値もあるが積み重ねたものは消えない。
そこに敬意を払い、相手の価値をきちんと評価できるかが勝負の分かれ目となる。
実際彼女は今でも現役で経営者などからモテているであろう。
そこと比較して自分がどういう価値を提供できるのか。事前準備を重ねるべきだった。
その二、格下の振る舞いをとってしまったこと。
美女ほど男には強さを求める。それは今回の俺のように媚びてくる格下の男がたくさんいるからこそ。
決して誠実系のアプローチでは勝てない。格下の弱い男には靡かない。
美女相手にはイケイケでいけ、という教えがようやく腹落ちした。
あのクラスを魅了し、落とすには、オスとしての魅力で勝負しないと搾取されるだけだ。
彼女の場合は、搾取する相手は周りにたくさんいるだろう。
オスとして強い男、自分を妊娠させる男を求めていたはず。
俺はそれを認識できず、周囲と同一のアクションをとってしまった。
守ってくれる男なら、安定をくれる男なら、周囲のおじさん経営者でいいはず。
だがマッチングアプリをやっているのはそれでは満足できないから。
モテるはずの彼女がなぜアプリをやっているのか、考察を深めて理解していればそれに適した振る舞いをとれたはずだった。
その三、主導権あらそいに負けたこと。
メッセージの段階から負けが決まっていた。
決して主導権を渡さないこと。
破綻を覚悟で強い打診をすること。
失っても構わないという覚悟が美女を引き付ける。
美女ほど、この男は自分より格上か、テストしてくる。
そのテストを乗り越えること。
絶対に言いなりにはならない、自分を通すことを大事にする。
今回は圧倒的格上に完全敗北した。
相手の行動をそっくりトレースすればそれがモテる男の振る舞いになる。
相手の提案は断り自分の要求を通すこと。
自分で店と時間を設定すること。
店で待ち受けるほうがいいのか、それとも駅で合流がいいのかはどちらもテストしてみて判断しよう。
店を出るのは必ず自分から告げること。
1時間で判断すること。
今回は負けてよかった。
格上を知れてよかった。
彼女との出会いと、貴重な時間を与えてくれて、大事な教訓を与えてくれたことに感謝したい。
26歳OL。生粋のフェミニストに打診すらできず。空気感の重要性。
東カレで出会った子。
一度電話で話し、盛り上がるも相手から話に興味なさそう、声に感情がこもってないなどの指摘を受ける。
仕事や趣味の話などメインで恋愛の空気感を出せずに通話は終了。
本来は夜ディナーデートのはずだったが、仕事が長引いたため翌朝のデートに変更。
急な変更にも対応してくれており、食いつきとしては十分だったと判断。
まじめなタイプに見えたため、セットアップコーデで王子様のようにエスコートすることを意識してアポに臨む。
朝限定でやっているパンケーキ屋で待ち合わせ。
アプリの写真でみたよりはるかに可愛い小柄な女の子。
おしゃれな店内に喜んでいる様子であった。
仕事など当たり障りのないところから会話をスタート。相手の転職した話からフェミニストであること、フェミニストの主義など信条の話へ。
話がまじめな方向に傾きすぎて、恋愛の空気感を出せず。
1時間ほどで退店し、相手の買い物に付き合ったのち、公園へ。その間も話すが知的な話メインであった。
相手がヒールにも関わらず歩かせてしまい、デートデザインとしても失敗。
早朝の空気感では恋愛ムードを作れない。
公園で1時間ほどおしゃべりして恋愛トークなどしてみるも盛り上がらず。
一応次回のアポの約束は取り付けたが、おそらく破綻すると思われる。
打診するような空気にもできず、あっけない幕切れだった。
今回の反省点。
その一、時間帯の設定ミス。
一流のナンパ師ならばどのような時間帯、どのような場所でも男女の空気感を演出し、ムードを作り出すことができるだろうが、今の俺にはその実力はない。
経験を積むまでは昼のアポはしない。
いまはまだお店の雰囲気や夜の雰囲気に頼っていい。
その二、話題選択のミス。
選択する話題を明確に目的につながるものにする。
アプリをやっている以上、相手にも必ず恋愛に興味がある。
アポして相手が知りたいことって何?
どんな人がタイプなのか、その人と付き合ったらどうなるのか、どんな恋愛をするのか。
相手はそこを見極めたいと思っている。
主義主張を語るなら友達で十分。
俺は恋愛の相手として相手と向き合うんだ。
だから話題にすべきは恋愛のこと。過去どんな恋愛をしてきたかや、付き合ってどうしていきたいのか、どんな理想を抱いているのかを聞き出し、自分が理想の相手としてふさわしいことを示す。
相手をオスとして、男として魅了する。
アポの目的はそれだけだ。ただそれを示せばいい。
あくまで仕事や趣味は導入である。共感を示し、理解を示すだけでいい。
アポの8割を恋愛に関する話題に設定する。
アポの成功のカギはいかに男女の空気感を作りだせるか。
その演出のための装置としての舞台設定、そして話題選択を間違わないことが重要である。